今日は技術者がブログを書くことについてのメリットとデメリットを解説します。
私は現在でブログを書き続けて3か月近くになりますが、色々見えてきたことがありますので、今からブログを始めようとしている方の参考になればと思います。
ブログを書くことのメリット
アウトプットする技術が高まる
ブログを書くことで、他人にブログを読んでもらうわけですから、わかりやすい記事を書く技術を高めることになります。
つまり要点を抑えた表現や、わかりやすい文章構成がやっているうちに身に付くということです。
これがアウトプットする技術が高まることにつながります。
企業に入社して感じることですが、学生のころはアウトプットする場が少ないです。
プレゼンなんて卒業論文や修士論文の発表くらい、とかゼミで年に数回発表するだけ、とか。
私も学生時代のころ、研究開発とか技術系の仕事だったら、プレゼンのスキルなんて必要ないんじゃないか、って思っていました。
でも、今になって思います。
技術者だからこそ、早いうちにプレゼンや文章を書くスキルを伸ばしておかないといけない、と。
月に数回レベルで報告はありますし、報告書の作成、技術レポートの作成、報告資料の原稿作成などなど…
特に研究開発をやっているとむずかし~いことを、上司にわかりやす~く説明しなければいけませんので、報告のたびにかなり頭を使うことになります。
どのように資料を作成すればよいか、については下記の過去記事を参考にしてくださいね。
[box class="blue_box" title="参考記事"]
【初心者向け】資料作成の仕方-研究・開発の報告資料の型と注意点
【悪用注意】集団心理でマーケティング!ブログやプレゼンで人を動かすバンドワゴン効果
[/box]
最近では働き方改革も進んできており、資料や報告書の作成という雑務の時間をどれだけ削れるか、ということも重要視されています。
この観点でもブログはおススメという記事を過去に書いていますので、是非そちらも参考にしてください。
資産として残り、収益化できる
技術者の方は、日々勉強に明け暮れていると思います。
しかし、書物を読むとか論文を読むとか、インプットすることは多くても、アウトプットすることは少ないんじゃないでしょうか?
ブログの記事としてアウトプットすることで、あなたの資産として残ります。
これは自己啓発の時間の中で、あなたが得た知識ですので、しっかり残しましょう。
書いた記事で、悩んでいる誰かが救われるかもしれません。
悩みを解決してくれる記事は価値のある資産です。
研究者が書いた技術系の記事というのは、基本的には息が長い記事になります。
芸能人の不倫とかトレンドに乗っかった記事より、価値がなくなりにくい、ということです。
その記事が月に1000円しか生まなくても、1年で1万円以上になります。
株の配当金で年間1万円の利益を得ようとすると、配当利回り4%として25万円が必要です。
なんか株の配当金単価で1記事の価値を考えるとワクワクしませんか?
ブログを書くことのデメリット
ブログを書く時間が無い
研究開発とかの技術職は、残業も多く、仕事が終わっても勉強することが多いので、時間を捻出することが難しい人もいらっしゃるでしょう。
本業の勉強もしないといけないのに、ブログの内容の勉強もしないといけないなんて…無理だよ。
そんな人は、ブログを書くテーマを、自分の仕事の分野と一緒にする、ということで、記事を書く時間を大幅に短縮することができます。
最初は初歩的な内容から始め、自分の知識の定着とブログ記事の執筆を両方やってしまうのです。
実は初歩的な情報を知りたいユーザーというのが数は一番多いんだよ。
あとは、日々の隙間時間を使うことを考えてみましょう。
最近だとインプットする手段としてYouTubeもアリですね。
マニアックな分野になりがち
これは技術者のブロガーにとってよくある話だと思います。
私もそうです。
一般人が知りたいような情報にはとても思えません笑
でも、少なからずこれらの知識が必要な方々というのはおられるわけです。
学生の方々や、企業の若手の人であれば、まったくの畑違いの技術分野を一から仕事にする人も多いです。
勉強熱心な方は、インターネットで検索して、勉強するのが今の時代です。
YouTubeで勉強する人も多くなっていると聞きます。
こういった方々の問題解決になるような記事を書くことは決して無駄ではありません。
当然、読者数は少ないので、収益化という面では不利ですけどね。
稼ぐことに重点を置きたい人は、ニッチすぎる分野は避けないといけませんが。
自分のアウトプットスキルを磨きながら、少しずつ収益化を目指す、というスタイルであれば、
ブログは素晴らしいツールになります。
収益化まで時間がかかり、続けられない
ブログで収益化を目指す人は、時間がかかるという点を注意しなければいけません。
短くても半年、普通に1年間はかかる、と言われています。
私も2020年6月現在、3か月弱、ブログを更新していますが、ほとんど収益化できておりません(数十円くらい・・・です)。
それでも私が続けられているのは2つ理由があります。
ポイント
- 続けるために記事更新のハードルを下げている
- 収益化を最初の1年は諦める
まずハードルを下げるということですが、私はまずはブログを書き続ける、ということを目標にしています。
それは、やらなければわからないことをちゃんと知る、ということと、
まずは自分の中に書くという習慣をつけるということが大事だと考えているからです。
そして、続けるためには心理学的な手法も使っています。
それは下記の一貫性の原理というもので、下記の過去記事を参考にしていただければと思います。
まとめ
技術者にとってのブログのメリット、デメリットをまとめました。
得た知識をアウトプットする習慣、スキルを身に付けるためであればすごくおススメです。
筆者もブログを始めてから資料作成にかかる時間は大幅に短縮されたと感じています。
技術者こそブログを始めて、自分の技術スキルを高めていってほしいと思います。