先日、一貫性の原理について解説しました(過去記事はこちら)
今日はその一貫性の原理をさらに深堀して、『継続する』ということに応用していきたいと思います。
この記事を読めば、仕事、部活動、学業などで必須の『継続する』ということをするために、どうすればよいかが理解でき、具体的な手段も知ることができます。
三日坊主のみなさま、この記事で紹介したことを実践して、成功まで努力を継続してほしいと思います。
ちなみに私も三日坊主です。。。
しかし、継続できないと不利と言われているブログも、今日で2か月弱続いています。
これもこの記事で書かれていることを実践しているからに他なりません。
継続するための方法 4選 一貫性の原理
一貫性の原理を応用した、継続する方法を下記にまとめます。
継続方法4戦
小さなことから始める(スモールスタート)
- 目標の設定を細かくする
- ハードルを下げる
- 簡単なトリガーをつくる
退路を断つ
- 宣言する
それでは具体的に解説します。
一貫性の原理とは、一度行った自分の行動などを、変えたくない というものです。
詳細は下の記事を参考にしてください。
要するに、 人は頑固で、最初の行動に引きずられやすい、という性質を持っているのです。
また、人間には もったいない精神が備わっているので、続ければ続けるほど、継続しやすいという性質もありますので覚えておきましょう。
継続を阻害する要因
継続を阻害する要因
目標設定が曖昧
- なぜ続けているのかがわからなくなる
- 続けるのがしんどい
外的な縛りが無い
- 諦めてもペナルティがない
誰しも思い当たるところではないでしょうか?
基本的な考え方として、下記のような状態になると継続できなくなります。
継続を阻害する要因 > 継続する力 (一貫性の原理)
この右側の継続する力をUpさせるために、具体例を交えながら、一貫性の原理を応用していきましょう。
目標を細かく設定する
目標を設定する際に、最終目標と、途中の目標(マイルストーン)を作ります。
途中の目標とは、最終目標にたどり着くまでに達成しなければいけない目標です。
この途中の目標が無いと、続けていくうちに、
「あれ?なんでこんなこと続けているんだろう?」
「あとどれくらい続けていたら、最終目標にたどり着くんだろう?」
という感情が沸いてきます。
途中の目標は、最終目標にたどり着くための道しるべです。
この途中の目標が無いというのは、地図なしで登山するようなものです。
『継続する』という目標を作る
私のおススメ方法です。
ハードルの低い目標を作り、 まず『継続する』ということ自体を途中の目標にしてしまうのです。
ブログを始めたころ、私も続けられるか不安でしたので、まず最初の1か月は『継続する』ということを目標にしていました。
慣れてくると自然に続けようという感情が沸いてきます。
ここまで続けたし、辞めるのはもったいないなぁって思うわけです。
もったいない精神、心理学ではサンクコストと言われる、一貫性の原理を利用したテクニックですね。
ハードルを下げる
継続できない理由として、高いハードルを設定してしまい、続けることがしんどくなる、ということがあります。
スポーツをほとんどしてこなかった筋トレ初心者が、筋肉をつけたいから、いきなり
『毎日、腕立て、腹筋、背筋、スクワット30回3セットする!』
という目標を立てても、三日坊主になるのがオチです。
普通にしんどいです。
まずは10回1セットとか、続けられる回数で始めましょう。
作業を分割する
ハードルを下げる際、作業を分割するというのもテクニックです。
たとえば、ブログを書く際、記事を書くためには、
- 調査、記事構成を考える
- 下書き
- 仕上げ(画像を入れたり、文体を整えたり)
ということをしなければいけません。
これを『2日ごとにやる』という目標を立てるのも良いのですが、記事の内容によっては、それなりの作業量になったりします。
で、こういう目標を立てた場合、1日目、目の前の作業量にビビってしまい、サボってしまうことがよくあります。
そして、2日ごとにやるって決めたから、挽回して1日でやるぞーって気合をいれてやることになるんですね。
記事の作成が終わった後、ゲッソリすることになり、
こんなはずじゃなかった・・・
そんな心の声が聞こえてきます。
そうならないように、作業を分けてしまうのです。
調査から下書きまで1日、次の1日で仕上げする、という目標にしてしまいましょう。
1日あたりの作業量は小さくなるため、ハードルが下がります。
簡単なトリガーを作る
継続するためには、最初のハードルを下げることが大事で、そのハードルを越えてしまえば、人間は次の作業にすぐ移れます。
腕立て伏せの例を出しましたが、腕立て伏せって、その気になれば自宅でいつでもできますよね。
このいつでもできるというものが非常にクセモノです。
『いつでもできるから、まぁいっか』
こういう心理が働いてしまうのです。
そうならないように、継続したいことをする前に、あらかじめ何か簡単なことをする、つまり簡単なトリガー(引き金)をつくります。
トリガーの例
晩御飯を食べたら、腕立て伏せをする
寝る前に、ストレッチ
朝起きて、顔を洗ったら、散歩する
ストレッチを継続したいなら、『寝る前に』とか、
朝の散歩であれば、『顔を洗ったら』という小さな行動や、既に習慣にしているものとセットにすると効果的です。
宣言する
目標を書き出し、それを誰かに宣言しましょう。
家族や友人、誰でも良いのですが、自分に宣言します、というのはNGです。
一貫性の原理が働く理由の1つとして、『人は信頼されたい』という性質があります。
宣言することで、他人の信頼を裏切りたくないという心理が働きます。
継続しなければ信頼を失う、というペナルティを作るのです。
そうすることで、やめてもいいや、という退路を断つことに繋がり、継続しやすくなります。
まとめ
以上、一貫性の原理を利用した継続方法4選でした。
継続方法4千
- 目標の設定を細かくする
- ハードルを下げる
- 簡単なトリガーをつくる
- 宣言する
コツとしては、まず小さなことから続ける、これが大事です。
そして何としてもやり遂げるのであれば、宣言し、退路を断つ。
自分にペナルティがある状況を作り出しましょう。
皆様が目標にコミットできることを願っております。