バンドワゴン効果 集団心理でマーケティング、心を動かす心理学

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【悪用注意】集団心理でマーケティング!ブログやプレゼンで人を動かすバンドワゴン効果

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今日はどこかで外食しようかなぁ~。美味しいものが食べたいから、とりあえず人気店にしておくか

人気店だったら間違いないだろう…このように思わせるのがバンドワゴン効果です。

これは行動経済学でよく出てくる用語で、 集団心理を利用した表現方法です。

こんな人におススメです。

本記事をおススメする人

『誰かに何かしてほしい人』 例えば下記。

  • 営業をしている人
  • 広告を作っている人
  • ブロガー
  • YouTuber
  • マーケティングを勉強している人
  • 会社で上司/部下を説得しなければいけない人

知っておくと、 他人を自分の誘導したい方向に動かすことができますので、コミュニケーションがスムーズになっていきます。

バンドワゴン効果とは

バンドワゴン効果

簡単に言うと、みんなが選んでいるものを選んでしまう、という効果です。

集団心理、同調効果とも呼ばれます。

冒頭の例で言えば、行列のできる飲食店は、『行列ができている』という事実でお客さんを引き付けるというのがバンドワゴン効果です。

客が客を呼ぶ・・・ 雪だるま式の集客方法ですね。

使いやすくいろんな場面に応用できる一方、知らずに使うと思いがけない結果となることもありますので、詳細をできるだけわかりやすく説明しますね。

バンドワゴン効果の具体例

①SNSのいいね

SNS

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSでフォロワーが多いと、いいねが雪だるま式に増える

投稿にいいねの数が多いと、みんながいいねしているから、自分もいいねしよう!という心理が働きます。

そうしてたくさんのいいねをもらうと、いろんな人に見られるわけで、またいいねをもらいやすくなりますね。

こうやっていいねをもらって、フォロワー数を増やし、自分の発言に影響力を持たせることができるインフルエンサーになれます。

②モテモテの方

モテる人って、いろんな人からモテませんか?

人として素晴らしいという場合もありますが、いろんな人が好きって言っているから、他の人も好意をもっちゃう…っていうのはよくあります。

あと、某アイドルグループもそうですね。ナントカ48とか・・・

世間に認知されるとすごい勢いで伸びていきましたよね。

コアなファンは別かもしれませんが、ライトなファンは人気順位とか、人気投票数とかの影響を受けているんじゃないでしょうか?

私の友人は、『だって1位やで!!』っていう理由でファンになっていました笑

③選挙で適当に与党に入れている人

選挙です。これも意外と多いんじゃないでしょうか。

というか僕も初めはそうでした。だってわかんないんだもん・・・

選挙に行く、ということは大事ですが、コロナの影響で政治のニュースが賑わっていますし、ちゃんと中身をみて選びましょうね。

バンドワゴン効果の使い方・使われ方

具体例をこれまで述べましたが、ではどういう風に応用して使っていくかについて説明します。

インフルエンサーによる集客

これはWebマーケティングが流行している現在、インフルエンサーの力はめちゃくちゃ強力です。

インフルエンサーが『この店おススメ』とSNSにあげるだけで、たくさんのいいねがもらえます。

よくブロガーやYouTuberがTwitterやInstagramなどのSNSと連携させているのは、自分のブログやYouTubeのチャンネルに人を集めて、インフルエンサーを目指しているからです。

最初はSNSでインフルエンサーに絡んで、紹介してもらって集客していくスタイルが多いですね。

口コミ作戦

Amazonとか楽天とかで商品を選ぶ際、口コミが多いものを買う人は多いのではないでしょうか?

口コミをできるだけ書いてもらうために、書いてもらった人は送料無料、ということをして、その口コミを見て、また買った人が口コミを得る・・・

食べログとかの飲食店でも同様ですので、口コミをできるだけ集めるサービス、というのはバンドワゴン効果を利用した戦略ですね。

サクラ

これは自分の身を守るために注意すべきことです。

悪質な業者はサクラを使って、会員数が多いように見せかける、とか聞いたことありますよね?

怪しいセミナーでは大量のサクラが拍手したら、つられて拍手してしまう、とか。

なんかよくわからんかったけど、周りは拍手してるし良かったんかなーって感じたらヤバいですよ。

サクラに騙されないようにしてください。そして悪用厳禁。

バンドワゴン効果を更に強化しよう

この集団心理といわれるバンドワゴン効果は、他の心理学テクニックと組み合わせることができます。

例として、 権威への服従 吊り橋効果というものをトッピングします。

簡単に説明しますと

ポイント

  • 権威への服従:詳しい専門家の意見は信じやすい
  • 吊り橋効果:同じ体験をした人の意見は信じやすい

これら二つを集団心理の"集団"のところに入れ込みます。

例えば、20代 会社員の女性に美容院を勧める場合、

・毎月1000人が通う人気店

という表現を誰に言ってもらうか?を意識しましょう。

40代の男性の同僚がこれを言って勧めるより、 ファッション専門家の方に言ってもらったり、 ターゲットのタイプと近い女性から言ってもらった方が、この店に行く確率は高くなります

バンドワゴン効果の注意点

マイナスのイメージを与えてしまう場合、悪い方向へ誘導してしまう可能性があります。

これを知らず知らずやってしまっていることがありますので気を付けてください。

具体例 看板が知らず知らずネガティブな表現に

アメリカの心理学者、スタンレー・ミルグラムの研究グループが行った実験を紹介します。

アリゾナ州の化石の森国立公園の化石木のかけらを持ち出す来訪者が多かったので、下記のような看板を立てました。

『公園の遺産が毎日破壊されている。一人が取る化石木はわずかでも、年間14トンにもなっている。』

こう書けば、読んだ人は遺産が破壊されているから、化石木をとるのはやめとこう、と思うはずでした。

しかし、とあるカップルがこの看板を見た時、婚約者の女性が彼をひじでつついてささやきました。

私たちも今のうちに取っておいたほうがいいわよ

そう、 みんな盗んでいるから私たちも盗んでいいんだ、って思ったわけです。

この女性は、普段すごく真面目で法を犯すような人間ではなかったようです。

看板、広告などの表記にネガティブな気持ちを連想させるのは避けた方が無難です。

あえて使うのは高等テクニックなので、初心者はやめておきましょう。

まとめ

集団心理を利用したバンドワゴン効果。身近にもあるものですし、使うイメージも付きやすいのではないでしょうか?

この集団心理というのは、他の心理学テクニックとも重ね合わせて使うこともできます。

応用も効きやすいので、ぜひ使いこなして、人を動かしたい方向に動かしましょう。

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